混声合唱団エヴァグリーンとは
混声合唱団エヴァグリーンは、2009年4月の指揮者松葉武夫の還暦記念コンサートに参集した出身大学関係の有志が、演奏会後も合唱を続けたいとの強い思いのもとに、広く合唱を愛する知人、友人たちに声をかけて2009年10月に池田市で結成した一般合唱団です。現在は様々なバックグラウンドをもった人たちが集まり、月に1~2回、4時間の練習に励んでいます。団員は約45名。人生経験豊かな団員の割合が多いのですが、関西一円はもとより広島などの遠隔地から馳せ参じる団員、また複数の合唱団で歌っている熱心な団員も多くいます。
結成以来、「年1回の質の高い演奏会」を目標に、第7回演奏会までは団員である松葉武夫と萱間祐の指導のもとに活動し、毎年少しずつ成長を重ね、まとまりと個性のある楽しい合唱団となることができました。第8回演奏会からは客演指揮者を招くことで、毎年大きな刺激を受け、音楽の視野が広がると同時に成長を続けるための課題もみえてきました。 そして大きな試練であったコロナ禍にあっても悩みながら活動を継続し、2021年9月に第11回演奏会を行いました。この演奏会の客演指揮者として招聘した萩原寛明氏に2021年10月より常任指揮者を委嘱し、さらなる成長を目指して団としての新しい一歩を踏み出しました。
これまでの演奏会では古典的な合唱曲と内外の新しい作品、ミサ曲などの宗教作品、ポピュラーな曲の編曲などを織りまぜた楽しいステージをつくれるように工夫してきました。是非、過去の演奏ページにリンクしている私たちの演奏をお聴きください。 エヴァグリーンは、これからも惰性に陥らず、毎年新たな気持ちでより高い目標に向けて歩み続ける合唱団でありたい、と願っています。そのためにも音楽を、合唱を愛する熱意ある仲間を求めています。我と思わん方はご一報ください。
指揮者・ピアニスト・ヴォイストレーナー
常任指揮者 萩原寛明(はぎわら ひろあき)
京都市立芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了。ウィーン国立音楽大学卒業。高校の合唱部で活動し学生指揮者を務めたのをきっかけに声楽家を志す。ウィーン留学中、アーノルト・シェーンベルク合唱団に所属し、ニコラウス・アーノンクールをはじめとする世界的指揮者らのもと、ヨーロッパ各地での演奏会やオペラ、CD録音に参加し、合唱に対する造詣を深めた。帰国後は、バリトン歌手としてオペラの主要キャストを多数務めると共に、宗教曲や第九等の演奏会にソリストとして多数出演する。2007年~2012年、8人の声楽家でヴォーカルアンサンブルKyotoを結成し、6年間のうちに約20回の演奏会を開催し、青山音楽財団バロックザール賞を受賞した。現在、神戸女学院大学、京都教育大学各講師、関西二期会理事、日本シューベルト協会、西宮音楽協会各会員、混声合唱団Xsing、大阪男声合唱団、大阪ゲヴァントハウス合唱団各指揮者、河内長野ラブリーホール合唱団指導者、大阪大学男声合唱団ヴォイストレーナー。2021年10月より混声合唱団エヴァグリーン常任指揮者に就任。
名誉指揮者 松葉武夫(まつば たけお)
大阪大学混声合唱団の学生指揮者を務めて以後、大阪で合唱を中心に音楽活動を続ける。現在エヴァグリーン、池田室内合唱団、いけだアゼリアコーラス、合唱団コスモスの指揮者。池田市音楽連盟会長。
ピアニスト 山岸陽子 (やまぎし ようこ)
神戸女学院大学音楽学部ピアノ科卒業後渡独。ケルン音大、フライブルク音大(院)室内楽 科卒業。帰国後ジョイントコンサートを度々開催し、合唱祭において、三善晃作“葉っぱのフレディ”の初演伴奏を務める。混声合唱団エヴァグリーンはじめ数々のコーラス伴奏や歌、管弦との共演等アンサンブル奏者として活躍し、川西音楽家協会のコンサートや市立豊中病院のサロンコンサートにも定期的に出演している。2018年、ミラノにて歌とピアノによる領事館主催演奏会に出演し、軽井沢国際合唱フェスティバルでは池田ジュニア合唱団の伴奏を務めた。最近では歌とのジョイントコンサートや音楽劇「蜘蛛の糸」(木下牧子作曲)等に出演。大阪青山大学非常勤講師。故・梅田志づ、宇野紀子、山上明美、H.ボーエ、M.バウマン、三ッ石潤司、甚目裕夫の各氏に師事。
女声ヴォイストレーナー 今井順子(いまい じゅんこ)
京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。同大学院音楽研究科声楽専修修了。ラター「レクイエム」、フォーレ「レクイエム」、ヴィヴァルディ「グローリアミサ」等のソロを務める他、ソロリサイタル、ジョイントリサイタル等数多くの演奏会に出演。故・藤花優子、三井ツヤ子の各氏に師事。現在、奈良フロイデ合唱団ヴォイストレーナー、混声合唱団エヴァグリーン女声ヴォイストレーナー、華頂短期大学非常勤講師。総本山知恩院仏教音楽研究所委嘱研究員